標準体重
ローレル指数など様々な判断基準がありますが、最近ではBMI(ボディマス
インデックス)が用いられることが多いようです。これは身長と体重の関係
から、統計的に一番罹患率が低い体重を指します。
標準体重の計算方法
標準体重 = 身長(m)×身長(m)×22
例) 身長160cmの方の場合
1.6×1.6×22 = 56.32kg
BMI
BMI = 体重÷身長2(m)
例) 身長160cm 体重50kg の方の場合
50÷(1.6×1.6)=19.5 ・・・ やせ気味
肥満度の計算方法
肥満度(%)=(実際の体重-標準体重)÷標準体重×100
正常値・異常値の見かた
| |
やせ |
やせ気味 |
正常 |
太り気味 (過体重)/td>
| 肥満 |
| BMI |
〜18 |
19〜20 |
21〜24 |
25〜26 |
27〜 |
| 肥満度 |
〜-30 |
-30〜-10 |
-10〜10 |
10〜30 |
30〜 |
*文献により上記の基準値は若干の違いがあるようです。
*スポーツをされている方など、筋肉質な方がいらっしゃる為、標準体重や肥満度が
高めということと、肥満であるということは必ずしも一致しません。
考えられる主な病気
肥満になると「糖尿病」「高脂血症」「痛風」といった生活習慣病にかかりやすく、
やせすぎの人は消化器系統や代謝分泌系の病気が考えられます。気になる方は
各種臨床専門の検査を受けてみましょう。
血圧測定
正常置・異常値の見かた
最高血圧が140ミリHg以上、最低血圧が90ミリHg以上の人は高血圧、最高血圧
が90ミリ以下の人は低血圧と判断されます。ただ最高血圧が多少高くても、最低
血圧が低く、脈圧(最高血圧から最低血圧を差し引いたもの)が30ミリHg以上
あれば血管にそれだけ弾力があるということですのでそんなに心配はいりません。
ところが脈圧が小さいのは血管がかたくなっている証拠。日ごろ血圧が高くなくて
もなんらかの原因で突発的に高くなることがありますので、血圧の数値だけでなく
脈圧にも注意しておきましょう。
考えられる主な病気
最高血圧がとくに高いときは「本能性高血圧」「老人性高血圧症」「バセドウ病」
「大動脈閉鎖不全症」などが心配されます。さらに循環器系や脳、腎臓、肝臓など
の重要機器、内分泌代謝にも異常をもたらすことがあります。最低血圧が高い場合
は慢性腎炎の原因による「二次性高血圧」末梢血管の「動脈硬化」などが考えられ
ます。そのほか一般的にいわれている低血圧では、めまい、無気力、肩こり、耳鳴
りなどがみられます。低血圧は高血圧ほど心配する必要はありませんが、心筋梗塞
や心不全、がんなどが原因で起こる場合もあるので、急性の低血圧はきちんと検査
を受けることをおすすめします。また、脈圧の数値があまりに小さいときは心臓の
動きが弱まっている可能性があります。注意してください。
脈拍測定
正常置・異常値の見かた
一分間に100以上、もしくは50位下だと異常値です。心臓病や肺の病気、高熱
や甲状腺異常のときなどはとくに大きな変化を示し、一分間に150〜200くら
いまで増加することもあります。また、脈の打ち方が不規則な不整脈は、重いのと
軽いものとありますが、どちらの場合も脈の異常があれば早めに検査を受けてくだ
さい。
考えられる主な病気
一分間100以上の場合は「発熱」「心不全」「バセドウ病」「肺結核」などが考
えられます。逆に一分間50以下だと「洞機能不全」「黄疸」「疝痛」「ジキタリ
ス中毒」「房室ブロック」などの病気が心配されます。
視力検査
正常値・異常値の見かた
視力は、視力検査表にあるランドルト環という切れ目のついた輪が5メートル離れ
たところから見えるかどうかで判定します。ランドルト環の直径が7.5ミリ、切
れ目と環の幅が1.5ミリのものが識別できれば正常視力で、検査表の1.0位置
にある輪が見えなければ近視ということになります。しかし近視でも1.2以下、
0.7以上であれば正常範囲ですから、日常生活に差し支えはないでしょう。一方、
裸眼で0.7以下なら異常値で、放っておくと目が疲れやすくなったり、頭痛や肩
こりの原因にもなるので注意しましょう。
考えられる主な病気
視力検査でわかるのは「近視」「乱視」「遠視」などですが、場合によっては視野、
色調の検査をすることもあり、異常があるときは「網膜色素変性」「緑内障」「網
膜剥離」「視神経炎」などの病気が考えられます。
聴力検査
聴力検査の音の大きさはデジベルdbという単位であらわされ、正常な人が聞き取る
ことのできる最も小さい音、0デジベルが正常値の基準となっています。この音が
聞き取ることができればまず正常で、音が大きくなるほど、つまり数値が上がれば
上がるほどそれだけ聴力が劣っているということになります。しかし、普通の話し
声が約60デジベル、ひそひそ話が約10デジベル程度なので、検査の結果10〜
20デジベル低下と判断されても日常生活には差し支えありません。
考えられる主な病気
数値が60デジベル以上低下すると高度の「難聴」で、90デジベル以上になると
ほとんどの音を聞き取ることができない「ろう」の状態です。電話のベル音が120
デジベルですから、90デジベル以上がいかに難度が高いかわかると思います。
そのほか、内耳の有毛細胞などの障害による「内耳性疾患」や「メニエール病」など、
聴力検査で発見できる病気もあります。